NVDAが抱えるリスクとは?
1か月前の記事ですが、NVDA株のスピード違反をいさめる記事が TMF にありましたので、端折って意訳します。
自分自身の強欲さと相談ですね。皆さんはどう思いますか?
・NVIDIAの2016年中の業績は傑出した(stellar)なものだが、投資家は自分たち自身で、先回りし過ぎている。
・2016年Q1(2月~4月)で調整後EPSは年率換算で38%増加した。Q2(5月~7月)では56%増加した。
・ただそれでも驚異的な株価上昇のスピードには追いついていないのだ。
・2月には(フォワードでなくて)TTMの PERが27倍だったのが、8月末の時点で53倍になっている(9月末だともっと上がっているので、この人の持ち出したTTM基準だと 59倍!ひょえー!)
・同様の基準で見ると、インテルやクアルコムは依然として20倍を下回るPER水準である。
・operational stumble や 四半期業績の不調があれば、どでかい売りが襲ってくるはずだ。
・NVDAとAMDはグラボ市場でデュオポリーを形成しているが、そのシェアは落ちてきている。前年同月期は、82%のシェアだったものが70%にまで落ちてきているからだ。その分AMDのシェアが30%に増加している。
・AMDは RX480 などの新製品投入で、さらに巻き返しを図っている。それらの製品群はたしかにGPUの演算能力では劣っているものの、価格も大幅に安く提供できている。それらの廉価な製品群のパワーで十分だとするバイヤーも多く存在しているのだ。
・NVDAの将来の収益は、自動運転、AIアシスタント、ドローン、データセンターによりもたらされるのかもしれないが、現状では大部分の収益はゲーマとさほど高度ではない(lesser degree)グラフィックの専門家たちによってもたらされている。
・PCマーケットの落ち込みにもかかわらず、ゲーミング市場は活発なため、NVDAのQ2におけるゲーム関連製品の収入は前年比で18%増加している。
・ライバルのAMDの台頭、ほとんどのコンシューマータブレットはもはやNVDAチップを搭載していないこと、PCというプラットフォームのゆるやかな衰退など心配事は尽きない。