GeForce10 シリーズのセールス好調
TMF に Pascal 世代のGeForce10 シリーズの9月末までの売れ行きに関する記事がありました。
AI,DLで押しまくってますが、まだまだNVDAはグラボの会社です。
Q3、Q4の業績を決定づける最重要の要因はグラボの売れ行きです。
記事の中ではPascal世代のグラボはものすごい勢い(extremly rapid rate)で普及しているとしています。
これは、Steamの会員の中で、7割を占めるDirectX12対応環境PCでの、ゲーマー採用率です。
GTX 1060 0.90%(+60 basis points)
GTX 1070 1.42%(+44 basis points)
GTX 1080 0.88%(+20 basis points)
合計で3.2%です。カッコ内は前月末比です。コスパモデルの1060が強烈に売れているのがわかりますね。これからさらにお安めの1050、1050Tiも投入される予定なので、Pascal世代への移行はかなりのスピードで進むことでしょう。
ホリデーシーズンでも、Pascal世代のグラボを乗せたAmazonの箱が全世界を乱舞!
Q2のカンファレンスコールで、ジェンスンCEOは、マクスウェル世代へアップグレードしたのは、NVDAドライバソフトをインストールしている人(8,000万ユーザー)の全体の3分の1と行ってましたので、まだまだ普及の初期段階だといえるとおもいます。
970はDirectX12での普及率が最高7.3%超まで行ってますので、1070が5%を超えるぐらいまではグラボの売れ行きの心配はいらないかもしれません。
少なくとも2017年1月期中のセールスが衰えることはない、という指摘は日本での売れ行きを考えても納得です。
(部分引用)
・2014年9月に発売された980は、2016年5月の1.45%でピークアウトした(現在は1.37%)。
・2015年6月に発売された980Tiは、2016年5月までで1.39%まで行った(現在は1.31%)。
・発売後4か月が経過した1080は0.88%まで行っている。980、980Tiよりも早いペースで普及している(980シリーズ見送り組の更新+VR需要か?)。
・1070、1060も970レベルまで行く!と早合点してはいけない。慎重に売れ行きを見守らなければならない。
以下は参考資料
メーカー別グラボ採用率
DirectX対応環境
CPU採用率
VR HMD 採用率(HTC圧勝ですね~)
2016 9月末のランキング(DirectX12)