NVDAの高成長の終わりを告げる4つのサイン
おいおいそんなこと言われたら不安になっちまうじゃねーか。ということで記事の内容をチェックしてみます。
この4つのサインがあたりかどうかは、みなさんご自身でご判断ください。
個人的にはPSVRの発売を経てもなお、VR市場の盛り上がりが不足するならば、それが気がかりです。
(部分引用)
・NVDAは過去3Qにわたり、2ケタ成長を成し遂げ、過去3Qにわたりトップラインのアナリスト予想を撃破、4Qにわたりボトムラインのアナリスト予想を撃破してきており、過去1年間で株価は170%上昇している。そろそろ潮時か?
◎サイン① AMDの反撃
AMDは、VRレディのグラボ(RX480)を低価格で出してきている。
$200(4G)、$240(8G)
それにたいして、NVDAはGTX1060だが、これはメモリが少ない。
$200(3G)、$250(6G)
・さらに、AMDの次世代アーケティクチャ― Vega 10 は、NVDAのPascal世代を飛び越える性能を持つ可能性がある。もとも2017年に発表予定であった、Vega世代 だが、2016年のうちに発表されるそうだ。
・この先制パンチにより、55%を占めるグラボ売上がスローダウンする可能性がある。
◎サイン② ハイエンドVR市場が盛り上がってない
Oculus Rift $600
HTC Vive $800
・この値段のせいで、ゲーマーたちがグラボをアップグレードするのに二の足を踏んでいる。直近のSteam survey によると、0.1%のユーザーがオキュラスを、0.18%のユーザーがHTC Viveを所持しているのみである。8月も両者の売り上げがほぼ横ばいである。
・モバイルベースのVR(Qualcomm's Adreno GPU)、PSVR(AMD'APU)が売れたとしても、そこにNVDAのGPUは使われていない。
◎サイン③ 関連マーケットでの競争激化
・Q2では、NVDAのデータセンター向け収入は、前年度比でほぼ倍増し全体の11%の収入を占めるまでになっている。
・その成長はハイエンドのTesla GPUによってもたらされたものであり、それはIntelの Xeon Phi プロセッサよりも、いくつかの機械学習における能力で有利だとされている。
・また Intel も Knights Mill プロセッサにより反撃を狙っている。それがNVDAのTeslaと同等の機械学習の能力を持っているとすれば、データセンターCPU市場での99%というシェアを生かして、NVDAのアドバンテージを抑え込めるだろう。
・またNVDAは自動運転市場でも試練にさらされている。QCOMもSnapdragonチップで、その市場に参入してきているからだ。去年のCSRの買収に続いて、世界最大の自動車向けチップ企業である NXPI を$30ビリオンで買収するのでは?ともうわさされている。もしそれが成功すれば、その開発力と規模の経済で、NVDAを周辺に追いやってしまうだろう。
◎サイン④ アナリストは業績鈍化を予測
・これらの試練により、NVDAの業績は鈍化するだろうと予測されている。2017年1月期には、22%の成長が見込まれるものの、2018年1月期には7%の成長にとどまるだろうと予想されている。
・そしてEarningsは71%増益が、3%増益へと落ち込むとされている。
(アナリスの名前、出所は挙げられていない)